2007.01.17 Wednesday
12年
今年は亥年ですが、
「なんか久しぶりの亥年だわー。何年ぶり?」 とアホみたいに思っておりました。 12年ぶりに決まっとるんですが・・・。 12年前は年末年始にモルディブでダイビングをしておりました。 帰国して数日後の17日に被災。 だから記憶に残ってないんですなぁ、たぶん。 12年もたった今でも頭から離れないのが、生き埋めになった義弟を掘り出して連れて行った病院で見た光景。 一つはストレッチャーの上に放置されていた全身にガラスが刺さった紫色の遺体。 ショッキングな場面のはずなのですが、何の感情もわかなかった自分に後でびっくりでした。 とにかく義弟を診察室にという気持ちが勝っていたんだと思います。 もう一つは毛布にくるまった親(たぶん母親でしょう)の遺体の前で肩を落とし正座し泣いている小学生の姉妹の小さな後ろ姿。 もう彼女たちは二十歳前後でしょうね。 悲しみを乗り越えて幸せになっていてくれたらと思います。 災害はこれからも起こるでしょうが、頼れるのは自分の精神力と適応力です。 精神力は体力をカバーしてくれます。 気が張っていると不思議とひどい環境の中でも体はがんばってくれます。 ただ、まともな生活に戻った時、一気に疲れが出て倒れてしまうことがあるのでご注意を。(ワタクシ倒れました) 適応力・・・ライフラインがない中でどう生きるか。 普段からアウトドアを体験しておくのがいいかもしれませんな。 まぁ、ノンキに生きてきた私が3月22日までの2ヶ月間、水とガスのない生活に耐えてこれたんで、人間どうにかなるもんなんだと思います。 与えられた命です。 大事に生きていきましょう。 |